• ハードウェア量産向け超極小IoT組込みソフトウェア「NEQTO-m」提供開始。STマイクロ社製 STM32L4+Discovery Kit IoT nodeに対応。

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JIG-SAW株式会社(東京都千代田区、以下JIG-SAW)は、「IoT通信ソフトウェアの超小型化と標準化」をコンセプトに、組込みエンジンNEQTOの新シリーズである超極小ソフトウェア「NEQTO-m」の開発が完了し、2021年8月23日(月)より、提供を開始いたします。

■「NEQTO-m」概要

「NEQTO-m」は、メモリ内のわずか256KBサイズのマイクロコントローラーユニット(以後、MCU)に組み込まれたNEQTOエンジンの、新しいシリーズの超極小ソフトウェアです。 「NEQTO-m」は、NEQTO Console(コンソール)を経由してデータ転送する仕組みに特化しており、この「NEQTO-m」とデバイス管理ダッシュボードのNEQTO Consoleにより、即座にデバイス管理の仕組みを構築することが可能となります。


■「NEQTO-m」3つの特長

・圧倒的な省メモリ化を実現するソフトウェア設計が可能
MCU内の利用できるメモリ領域のより一層の小型化を実現しており、MCUの選択肢が増え、ハードウェア全体のコスト削減にもつながります。

・柔軟な双方向通信
「NEQTO-m」が搭載されたハードウェア端末からユーザーのクラウド間をセキュアに通信する機能である、NEQTO Flow(以下、Flow)の利用が可能となります。 Flowを通じ、指定のクラウドへのセキュアな通信経路を即座に確保し、データ活用が可能です。

・確実なデータエラー検知
NEQTO Consoleとお客様のクラウド間の通信が遮断した際に、即時通知機能が搭載されているため、データの欠損等を自動的かつ即座に認識することが可能です。


■活用例

<IoTハードウェア開発>
STマイクロ社製STM32 M4マイコン(STM32L4+)とSTM32 Discoveryシリーズのリファレンス回路を使用し、自社独自のIoTハードウェア基板の量産が可能です。

<機器・機械・装置への後付け>
あらゆる業務用機器(空調機器や冷蔵庫等の多様な機器類)の内蔵基板と「NEQTO-m」搭載基板にUART接続し、出荷済の機器に外付けが可能です。

<状態監視>
「NEQTO-m」搭載基板と各種センサー活用し、工場や倉庫の空間の温・湿度や機械の状態監視等を設定することが可能です。


■対象MCU製品 STM32L4+

STマイクロ社製開発者キット STM32L4+Discovery Kit IoT node (B-L4S5I-IOT01A)
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STマイクロ社製STM32L4+Discovery Kitは、世界中のどこからでも購入でき、「NEQTO-m」の技術評価をすることが可能となりました。


NEQTOとは

JIG-SAWが開発したスクリプト技術を応用した通信用ソフトウェアで、高セキュア・超軽量の通信処理のマイコン組込み型エンジンです。